今月の挿花（2017年8月）

こんばんは。『今月の挿花』のお知らせです。

ご存知の方も多いかと思いますが、シャンバラスクールの１Fロビーの階段前には挿花があり、毎月『今月のお花』として、英国と米国のマンスリーフラワーを使った季節の花々のアレンジメントをご用意しており、ご来校いただく皆さまに楽しんで頂いています。
実はこれは2015年7月から始まり、ずっとSHリーダーが挿花のアレンジを担当しています。
（ちなみに、ブログのヘッダー画像も挿花に合わせて毎月変更しているんですよ。今月はグラジオラスです✿）

これまで挿花の内容は、SHリーダーのブログのみでご紹介していたのですが、３年目を機にここでもご紹介させて頂くことになりました。完成品はシャンバラでしか見られませんが、こちらでイメージの一部をご紹介させていただきます。毎回アレンジが素晴らしいので、ぜひ実際にシャンバラスクールロビーでご覧ください！

＜以下、SHリーダーのブログより＞

『８月の誕生月花はグラジオラス。全体にレッドカラーで夏の情熱を表現するホットなアレンジメント』

今までにない、ビビッドなアレンジに挑戦してみました。『夏の赤』をテーマにしています。全体を赤でまとめ、ポイントカラーに紫、という、これまでのスクール花アレンジではあまり見かけなかったカラーリング、そしてコントラストのハッキリした熱い夏を表現しています。

まずは今年のテーマである英国＆米国のマンスリー・フラワーですが、8月はどちらもグラジオラス（Gladiolus）です。はい、アレンジや大きなブーケでよく見かける、いや、花壇で良く見かけるお花かも、ですね。今回はキッパリした朱赤の蕾をドッサリ用意しました。花が一斉に開くと密集してしまうのですが、 蕾のものがメインで開花も一斉ではなく流れに乗って、という感じで、ワヤwにはならないシャープさを保たせます（リアルでは難しいですが、シャンバラでは多分可能です）。

花言葉にある「密会」、これは古代ヨーロッパで人目を忍ぶ恋人たちがこの花の数で密会の時間を知らせていたことに由来しますが、その言葉に相応しく、一斉 ではない、それぞれが順番に咲く、という風に想像して頂けると良いかと思います。グラジオラスには、海外の花言葉のメインとして「道徳観（Moral Integrity）」があり、また、赤色は特に「勝利、忘却、用心」という花言葉があるそうです。

 
そして、8月のお花として、米国ではポピー（Poppy）も挙がっています。ポピーは通常春の花で、現在のシャンバラではもう少しで咲き始めかな、という気候だと思いますが、ここでは夏テーマに相応しい、真紅のお花をやはりたくさん用意します。

画像でも分かりますが、通常ポピーは茎が細く、アレンジに使うとお花が重みでくたーんとなってしまい易いのですが、今回はシャンバラ・マジックｗ＆しっかり固定化で、くたーんはナシ、でご覧頂けます（お花の挿し方でもかなり大丈夫だと思いますが）。 グラジオラスに負けないビビッドでどことなくセクシーでもある赤色、そこにポピー独特の可愛らしさも追加して、絶妙なバランスになることを期待します。ポピーの花言葉は「いたわり、思いやり、恋の予感」、そして特に赤色ポピーには「慰め、感謝」が含まれているそうです。

2015年＆2016年は7月のお花として使ったアガパンサス（Agapanthus）。今年は8月のお花として再度登場です（ネットでは8月のお花でも紹介されています）。 ギリシア語で『愛の花』を意味する名前で、日本語では紫君子蘭（ムラサキクンシラン）と呼ばれています。アフリカン・リリーとも言う、ユリ科のお花です。

赤で燃えているグラジオラス＆ポピーに、紫一色でコントラストとアクセントとして登場します。アガパンサスは、一本の長い茎の先に小さなフリージアのような感じでお花が複数咲きます。ですので今回は、お花の紫を全体的に散らす、という感じでお花の間にポピーの茎を挿す、という入れ方をしています。するとアガパンサスの小花が単独、独立している ようにも見える形になります。

 
赤と紫、のカラーコントラスト、花器やアレンジのディスプレイの参考画像を以下にご紹介します。

花器やアレンジのディスプレイの詳細は、SHリーダーのブログを参照下さい。　→こちら

 
以上、2017年8月のロビー挿花をご紹介しました。
シャンバラスクールへお出かけの際にはぜひロビーへお立ち寄り下さいね♫

♡