Q.
医療班さん、いつもありがとうございます。
以前ニュースで
日本小児歯科学会によると「1本以上の永久歯が生えてこない子供が10%いる」という調査結果をみました。歯胚という永久歯の種自体が作られていないそうです。
『先天性欠如』と言われるこの現象の原因は、栄養不足や退化などの説があるものの、いずれも根拠に乏しく原因不明で『原因が分からないから予防するすべもない』というのが現状ことでした。
永久歯が生えない代わりに、乳歯もすぐには抜けないそうですが、果たしてそれも何歳まで維持できるのか個人差があるようです。
身近な子供さんが1年くらい永久歯が生えず、親御さんは心配してレントゲンを撮っていました。幸い歯茎の中にきちんと写っており皆で安心していました。
ブログを拝見する限り、これからの人類は何らかの肉体的な変化を経験していくようですが、この場合、とてもそれと同列に扱ってよい症例ではないと思っています。
永久歯先天性欠如という症状をシャンバラではどうご覧になりますか?
よろしくお願いいたします。
A.
歯根というのは、DNAでもカルシウム関係で一番変形が激しい所です
病気や覚せい剤などでカルシウムが不足すると、一番早く抜けるし、色も変わりやすいのもそこにあると思います
ただ、増加してるのかというと、特に増加まではいっていないと思います
この件も10%いるという発表であって、10年前は5%だったのが増えたという報告ではないのです
そこは誤解のないようにお願いします
さて、では何がどうしてこうなるのか
多分生えない歯のほとんどは犬歯でしょう
そう、犬歯は比較的原始時代の名残です
だから、その歯自体が退化するか、その周りの歯も遺伝子から抜けるかなのです
退化と簡単に言いますが、盲腸を取ってみても完全に消えるわけではなく、定位置から消えるまたは移動するという状態から始まります
つまり、定位置にとどめる遺伝子が弱くなると見ていいのです
いかがでしょう?
質問をありがとうございました
♡
コメント
遺伝子が弱くなる・・・ですか。
知識が追い付いていませんが、知人のお子さんも前歯でした。栄養状態や、健康状態が歯に出るというのはよくありますよね。
いつまでも気になるニュースでした。これからも時々調べてみようと思っています。
いつも丁寧な説明、本当にありがとうございます。