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ある死刑囚の話

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皆様、いつもありがとうございます。
課題とは違いますが、非常に衝撃を受けた事でぜひ皆様にもシェアしつつ、スタッフ方々のお話を伺ってみようと思いました。

本日(現地1月13日)、一人の女性が処刑されました。米国連邦刑務所では67年ぶりの、そしてたった一人の女性死刑囚でした(彼女以降、連邦レベルでは女性の死刑囚はいません)。2020年から(それまで2003年以降連邦で死刑は執行されていませんでした)連邦刑務所で死刑が立て続けに執行されており(現在まで11名)、通常政権移行期には死刑は行われないという130年以上に渡る慣例を覆して今週も更に2名が執行予定だそうです。死刑廃止を公約にしている次期政権まであと1週間というところでした。

死刑執行された女性はリサ・モンゴメリーといいまして、その罪状は非常に残酷でここで説明するのは憚られますので、こちらのリンクもしくは検索でどのような事件であったかご覧下さい。当時は計画的に殺人・誘拐を行ったとされ、裁判ではその猟奇的な側面だけが陪審員に提示されたそうで、彼女のバックグラウンドなどは一切説明がなく、2007年連邦地裁で死刑判決が出た後、ギリギリまで控訴するも最高裁で棄却され死刑が確定しました。

2007年の死刑判決の後、新しい弁護団が改めて調査したところ、彼女の生育環境のあまりにもの凄まじさ、幼少期からの壮絶な虐待の実態、それによる精神の破壊、それらが明るみになったのです。

私は本当にたまたまですが、この女性死刑囚のストーリーを数日前に偶然知りました。こちらの記事の英語版(原文)を見つけたのです。

なぜ社会はリサ・モンゴメリーに背を向けてしまったのか(有料記事ですが、無料の部分で彼女がどんな生育歴であったかを垣間見ることが出来ます)

英語の原文ではもっと具体的に描かれていて、読み続けるのが辛く、何度も途中でストップしながら読み進めました。世の中に、これほどまでに救いのない人生を送る人もいるのか、と、出来れば死刑執行を遅らせて、次期政権でせめて終身刑に減刑されれば、と思いました。

勿論、彼女が犯した罪は非常に重いものではありますし、許されるようなことではありません。ですが現時点でも精神的に「正気」状態ではなかったそうなので、せめて人としての精神を取り戻してから本当の意味で自分が何をしたのか、を理解することが大切なのではないか・・・外野人間の甘い意見ではありますが、そのように考えていました。

死刑執行までに様々な攻防があり、また担当弁護士がコロナに感染した事もあって延期が何度かあったものの、結局13日に執行されました。今は何というか、やるせない気持ちになっています。

そこで幾つかお伺いしてみたい事があります。

Q1. 彼女のような魂は、何のために、どのような理由でこの肉体界に生まれてきたのでしょうか?なぜここまで救いのない人生なのか・・・このような人生に何の意味があるのか、非常に疑問に思いました。

A. 救いようのない人生というのはあなたが思う以上にたくさんあります。そして皆さんは前世で最低でも1回はその救いようのない人生を経験しています。転生を信じてくれればいいのですが。

生まれ変わりは常に魂の成長を目的にしています。その人を成長させるために人を殺していくこともある。そう思うと殺された人はその成長を助けたと言い切れるのか?むしろその殺された人こそ何のために生まれてきたのか?と伺いたくなるでしょう。

悲しいかな皆さんは前世の記憶がない。これは幸いかもしれないし不幸かもしれない。殺された経験を覚えていたらきっと人は殺さないだろうし、殺した経験があればもっと言えることです。むしろなぜ思い出せないのか?そのほうが重要ではないでしょうか?それは皆さんには前世を思い出さないようにするマインドコントロールがかかっているからです。宗教であれ社会であれそれを口にすることを許さない。だから生まれてすぐは思い出せてもそのうちに忘れるようにできているのです。

思い出そう!かつて自分たちも戦場で人を虫けらのように殺した事実を。おもいだせばきっと殺しあう悲劇から這い出せるでしょう。そのために時に自分を悲劇に落とし込む魂があるのです。ですからなんでこんな最低な親の元に生まれたのかも自分で選択したからだと言えるのです

 

Q2. 死刑執行されて、いずれはシャンバラへ行くと思いますが、このような人(魂)は、その後どうなるのでしょうか?他の人たちと同じようにクリーニングを受けて転生なのか?Q1の回答次第だと思いますが、こういう人達がどのように死後の世界(シャンバラ)で認識されているのか、非常に気になります。

A. 犯罪者の転生期間は短いです。通常50年生きれば200年は生まれ変わらないのですが、この人の様に死刑となるとすぐに生まれ変わります。

死刑反対を唱えている人たちは前世で死刑になった人たちです。その理不尽な気持ちが今を動かす。クリーニングはここでやるより人に生まれ変わることで行います。大概慈愛に満ちた家族のもとに生まれます。でも非常に取り残された気になるでしょう。

 

Q3. 彼女の人生を思い、同じように絶望的な苦しみを甘受するしかない人達(子供達)が地球上には数多くいるのであろうと非常に胸が痛みます。この救われなかった魂(彼女に殺害された被害者の女性に対してもそうですが)のために、例えば魔法陣のような形でも良いので何か私が出来ることはありますでしょうか?

A. 人の魂といじれるのはそれなりの神官だけです。なまじあなたがやればそれだけ彼女を苦しめるだけです。むしろひっそりと祈ってあげることが一番だと思います

 

質問は以上です。
死刑に関しては、私は廃止を希望しますが「極刑というものがないと極悪人は心底反省しない、出来ない」という論もあり、実際それだけ精神度が低いという証左でもあるので個人的には複雑です。ただ今回のモンゴメリーのような話を聞きますと、ひたすらやるせないです。

人として生まれてくるからには何がしかの希望があっても良いのに、ここまで絶望的なのは一体どういう事なのか、、、シャンバラの見解をぜひお伺いしたいです。

A. 確かにその論は納得しますが、しかし被害者はどうなるのでしょう?そのフォローがないとこの議論は片手落ちです。これだけひどい生い立ちでも死刑を望んだ家族の前で言えるのでしょうか?

彼女は被害者を法律にもよらずに勝手に死刑にした事実を忘れてはいけません。社会が人を殺してはいけない。というなら戦争はもっとしてはいけないことですよね。うん、堂々巡りです。

実は前世の記憶があるとこれが解決します。ぜひ前世と向き合いながら議論してください

 

質問をありがとうございました

 

コメント

  1. Shire より:

    回答をありがとうございました。
    確かに過去のやらかしを覚えていることで、同じ事を繰り返さないというのが可能になるかも、と自分自身のうっすらトホホ前世記憶を考えても賛成しますww

    ただ、今回例に挙げた方のような前世をもし自分が持っていたとして、思い出してしまったら・・・これはもう発狂ものですし、被害者であっても加害者であっても、生きていられてないくらいのダメージを受けるような気がします(うっかり自殺しないとも限らない)。

    シャンバラでは、生まれる前にあまりにも酷い前世の記憶は消去(処理?)してダメージを与えないようにすることが可能だと伺った事がありますが、この肉体界ではそれは今のところ難しいので、下手に前世を覚えていることでトラウマになる方も実際いるのが現状です(催眠療法や精神科で治療する方もいらっしゃいます)。

    私の妹の非常に親しい友人(アメリカ人)に元海兵隊所属の方がいます。私もお会いしたことがありますが、非常に穏やかで繊細で優しい人でしたが、彼は以前中東へ派遣され、戦闘経験があり、「殺人」を行っています。そのことが過酷なトラウマとなりPTSDを患い、何度か自殺未遂もあったそうです。

    体験や記憶というのはこれ程までに人の心を蝕んでしまうのか、しみじみ実感させられるお話でしたが、彼のような方や今回の死刑囚の話を思いますと、前世のそういった過酷な経験は、ある程度成長した大人が思い出すのはまだ良いかなと思うものの、人格形成期の小さい子供が覚えている、思い出す記憶としては問題があるようにも思います。まだすっかり忘れている方が良いのではと・・・人間の心はそれほど強くないですし。トラウマについてのサポートが整っていない時点での前世の過酷な記憶は、今生までも自己破壊を連鎖させそうな気がします。

    改めて色々と考えさせられました。丁寧な回答に感謝です(^ ^)

  2. tuty より:

    とても深い質問と回答でした。有難うございました。

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