思い癖などで、つい人生にいつも同じようなことが繰り返される場合があります。
幼少期の出来事やキズを隠すために、育まれた反射的な防衛反応と聞きますが、シャンバラではどのように考えますか?
A. 心の傷のほとんどが人はそのことを知らないというところで長引いています。
それでカウンセリングが求められるわけですが、基本恥を重んじる日本ではそれがなかなか表に出づらい。
挙句が自分にまで隠そうとする。こうなると治療以前に自分にまで隠す問題点を暴かないとなかなか這い上がれないでしょう
だから絵を描くという行動治療に動くわけです。ただ、日本人のいい習慣として日記を書くというものがある。いわばこれが自己カウンセリングでもあるわけです
シャンバラでは小さいころにできるだけ恥をかくように育てます。恥をかくことは恥ずかしくないというスタンスに人生を誘導すれば、あなたのおっしゃるような反射も起きなくなる。
反射とは意図しない行動ですからより根が深い。それを受け入れてはいけない。
だからこそ恥をかかせるために各教科の能力別クラス編成をします。教える側が楽なだけでなく、得手不得手の存在を知らず知らず教え込むためにあるのです。
人は完ぺきにはなれない。だから社会が必要なのだという理念です。
また、それらを克服(改善)する方法や、心構えを教えてください
A. 克服法はまずさらけ出すこと。正直さです。
一日で自分のしたいことでないこと(したくないことではない)を自分に強制していないか1週間観察することから始まります。
日本人的には日記を書きながら、あるいはもっと学術的な感じでデーターにとるでもいい。すると自分にうそをつくときが何らかの偏りがあることに気が付きます。
それから、2日でいい。自分に正直になれる期間を作ります。
ここで日本人が気が付かない不正直な行動に、本当はうれしいのにそれを表に出さない。本当は不愉快なのにそれを出さないというのも含まれます。特に後者は人に嫌われるという恐怖が常に日本人にはあります。
農耕民族の上に固定した住居で生きているのでなおさら難しいのでしょう。
ほんの少しでいい、不愉快に感じたら不愉快だと顔に出すべきです。それが防衛本能を超えることができる突破口になるでしょう
やってみてください
質問をありがとうございました
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