ベスさん、シャンバラスタッフの皆様、こんにちは!
今週のお題「子育て」に関して、早速?偶然にも友人から子育て相談(なぜか私にw)を受けたので、「ネタ、ゲット♪」で質問させて頂きます。
友人(日本人)に相談されたのは、ご主人(アメリカ人)と育児方針で時々感覚の違いがあるとのことでした。
ご主人が在宅勤務、友人が会社勤めで通常?のご夫婦とは少し違いまして、ご主人の方がどちらかと言えば『母親』のように口うるさい、ようです。更に、アメリカ人の特徴?なのか、とにかく責任の所在を明らかにさせる、子供(双子の息子ちゃん、3歳)が幼児であっても、悪いことをすればとにかく言葉に出して謝罪させる、というのを徹底しているそうです。
先日お子さん(双子の片割れ)が、自分のおもちゃを取ろうとして、それがたまたま友人のノートPCの上にあり、PCもろとも床に落としてしまったようで、お子さんはビックリして泣き出したそうです(PCは無事)。ご主人は、「これはキミ(息子)が落としたんだね?お母さん(友人)にまず謝りなさい」と言ったそうですが、お子さんは「自分じゃない、自分じゃない!」と反論。それでご主人もちょっとヒートアップ(謝罪を強制)したそうです。友人は、「自分の子供の頃にも覚えがある。自分が不可抗力でやってしまったことで、どこかで『やってしまった』って分かっているのだから、親が謝罪を強制するのはやり過ぎではないか、と思った」とのことでした。ただ、その場でご主人に反論すると、夫婦の方針違いから対立を起こすとそちらの方がマズイと思ったので、あえてそういったことを子供の前では言わなかったそうです。
ご夫婦で育児方針については、普段から話すこともあるそうですが、基本家にいる時間の長いご主人の方針が優先される傾向(更に居住国もご主人の生まれ育った国ですし)にあるようです。
Q1. 子供が不可抗力で「やってしまった」系の事、は多々あります。今回挙げた例もそうですが、自分(小さい子)が目的の事をする時に、他に目が入らずつい「やってしまった(失敗してしまった)」という場合、シャンバラではどのように対処されていますでしょうか?
友人のご主人のように「まず責任の所在を明らかにする(=謝罪させる)」のが優先なのか、或いは友人の希望「やってしまったことは仕方がない、でも次は気をつけようね」と諭すことを行うのか、或いは他にやり方がありますでしょうか。
A. シャンバラでは個性優先なので各家庭で行うことに従っているところがあります。しかし、基本はこのご主人側の意見に我々は同調しています。責任の所在は仕方がないでは済まない。日本では「仕方がない」という言葉が平然と大人社会でも通用するので、はじめは非常に戸惑いました。流れのままにという言葉に似ているようで実は「雉も鳴かずば撃たれまい」という「和」の言葉にほだされていいように解釈された結果だと思っています。
小さいころに責任の所在を叩き込まれると確かに責任のある人間が誰かにこだわりそうですが、一度責任が自分にあると思った人間の対処は責任があやふやな状態より改善が早いのも確かです。少なくとも同じ過ちはしない。そして初めが肝心なので多少時間がかかっても親のほうが折れることのないようにしないといけません。それが3歳だろうが84歳(←ベスの出した数字)だろうが同じです。
ちなみに「やってしまったことは仕方がない、でも次は気をつけようね」というセリフを使いたければどう気を付けるべきなのかも教えないと理が通らないと思いますが・・・
Q2. 友人夫妻のように、それまでのバックグラウンドや環境、価値観の違いで「子育て」の方針が夫婦で違うことは、恐らくシャンバラでもあると思います(更に養子が多いとのことですので、両親共に子育てに関しては、どちらが優先ということもないと推察しています)。方針が違う場合、シャンバラのご夫婦はどのように対処されていますか?
友人の場合は、ご主人の方針が様々な面において優先されてしまい、友人=日本人の感覚が反映されない、何もかも白黒つけられてしまう+押し切られてしまう感じがする、と友人は少々危機感を持っておりました。
シャンバラご夫婦も、様々なケースがあると思いますが、回答者の方のご存知の範囲内で一例をご教示頂けると幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
A. 個人的な見解ですが、どんなにご主人の方針が優先しても、それほど子供には影響がないと思います。脅迫をつかうことは論外としても、子供はどちらかを選ぶので接触時間は関係ないので、決してこの先どうなるのだろうという心配はいりません。
もしあなたの意見が子供にとって不合理なら取り入れないし、逆に合理的だと子供が判断したらどんなにご主人が口を酸っぱく言っても取り入れずにいるでしょう。やがてはその子が子育てをするときに初めてどっちを取り入れたかがわかるのが親という者です。
なのでどうしたらいいか?意見が逆でも母親の見解を示すことをお勧めします。夫婦同じ見解は子供に混乱を示すといいますが、混乱するのはむしろ親のほうで、子供はしっかり見ています。それこそ日本の言葉の様に背中を見て育つというのも立派なしつけですからね。言葉だけではありません。
私もまだ養子を受けて間もないのでなんとも偉そうなことは言えませんが、たぶんこれが一般のシャンバラの家庭のやり方だと思っています。
質問をありがとうございました
コメント
普通?の子育て相談になってしまったかしら(汗)、と思いましたが、非常に参考になり、また考えさせられました。
私自身も海外生活が長いので、小さい子供であっても責任の所在をハッキリさせる、という躾に、一定の理解はあるつもりです、が、その結果が訴訟大国であるならば、やはり日本のファジーさも良い所取りしたいなぁと考えてしまいます。私が子供の頃にも、不可抗力での物の破損で頭ごなしに叱られ、弁償させられた経験があったりして、何十年と経った今でも今ひとつ納得できないw部分があることから、やはり子供にも言葉で、背中で語れる部分は精一杯伝えたいと思います。
ちなみに友人のお子さん(双子)、片方は自分が納得できるまで謝らない、もう片方は(頭がいい?w)ちゃっちゃと謝ったほうが楽、とばかりに口先で謝る、ことが多いそうです。やはり子供は見ていますね〜。
丁寧なご回答をありがとうございました(回答者様も、これから子育てを思い切り楽しんで下さいませ♪)!