先の記事でも取り上げられましたスフィア憲章のきっかけになったルワンダ難民問題の時から、避難所の快適さを提案し活動を続けられている日本の建築家、坂茂(ばんしげる)さん。
今回の豪雨災害被災地でも間仕切りでプライバシーの確保を図る等の活動を始めておられます。
安価で簡易な方法で誰でも組み立てられる、を基本にいつでも災害が起きたら駆けつけられるよう資材(加工紙管)をストックされているそうです。
(TED の動画が活動要旨としてわかりやすいです。
彼はインタビュー記事で、
「緊急時というのはスピードが重要なんですよ。役所とやったら絶対にそのスピードが落ちますからね。だからまず自分で行って、自分でできる範囲ではじめて、それからお金を集めたり人を集めたりするんです。まずグループをつくらないことと、役所と一緒にやらないこと。もちろん役所を説得しなきゃいけないんですけども、役所と協議してたら災害支援はできないですよ。」
「東北の時に学んだのは、役人は、どんなにいいことだと思っても前例がないことは絶対受け入れてくれないということです。もともと間仕切りなんていうのは避難所になかったんです。」
とコメントされています。
https://logmi.jp/265079
日本各地で間仕切りのデモンストレーションをして理解を得た自治体から防災協定を結んでいくという地道な取り組みによって、熊本地震時には、協定を結んでいた大分県知事が鹿児島と熊本の両知事に掛け合ってくれ、速やかに設営支援に入れたとも。
認知をされていくには実績を積み重ねていくしかない、
役所と昔は戦っていたが今はどう巻き込むか、
等、いろんな場面にも当てはまることだと感じました。
誰もが思いつかなかったような解決策や発想を持つ人材、
それを具体的に実行できる人材、こういう存在をいざという時に採用し活かせるかというのも行政の腕次第かと思います。
確かにいきなり緊急時にそうした人材とコンタクトをとれるかといったら難しいかもしれませんが、有事に能力を発揮できる人を平時から掘り出しコンタクトをとっておくのは大事ではないかと思います。
いろんな分野での民間の知恵を行政が上手く取り入れ、災害発生時に煩雑な手続きなしに即座に対応できるような体制(有事体制)がとれれば、復旧や復興、そして被災者の生活支援のスピードやレベルは格段に上がっていくのではと思うのですが・・
どう思われますか?
A. まず世の中にはざっくり有事人間と平時人間がいます。あなたがすごいと思っている人物は明らかに有事人間です。しかし役所は同じ時間に登庁し、決められた以上のことをしてはいけない組織です。
バブルの時は決められた以上のことをして税金を使い散財した経験を忘れたのでしょうか?たぶん有事人間があのバブルの時に役人でいたら、きっと借金をとにかく返していたでしょう。
平時人間はそれだけ異常事態についていけない存在です。平時人間を求めたのは住民です。だから彼らに有事人間同様のことを望むのは無理というものです。ある意味同情します。
ましてその政治家以下官僚という平時人間の集団で構成していたら有事に何もできないのも当たり前でしょう。この災害の時ですら災害以前からの案件を通そうとするのも災害に目を向けられないからです。つまりキャパを超えたのです。あろうことか股関節周囲炎といいながらEUの前ではさっそうと歩く姿を見るといかに非常事態を飲み込めないのかよくわかります。はい、キャパを超えたのですwwww
365日の中で数日でしょう。という甘さがいつも見え隠れします。それも平時人間の独特な解釈です。しかし、365日の中のその数日は人生最大の危機で一生忘れないのです。他の360日必死に平時人間が働いても評価が低いのはそのためです。
しかし、その360日があってこその平時人間だと思うとこれも確か。軍人は有事人間です。そしてその有事人間に政権をゆだねて戦争に走った過去を忘れてはいけません。
常にバランスです。特に毎年毎月災害が起きている今の地球では、有事人間をいかに育てるか、そして適材適所で有事人間をどう配置するか考えなければなりません。
今シャンバラのメンバーでこの件を論じたとき、日本で有事に動けてそして平時にほかの仕事に就ける人間とはどんな人間か?と言ったらなんと日本のお笑い芸人や俳優などの芸能人と出ましたwwww冗談ではなく、確かに東北など被害にあったところに素晴らしいフットワークで動いた人間がいました。そして彼らにはネームバリューがある。そして地方を回っている土地勘もある。
有事人間同士のつながりを持つのに彼らを利用・・・コホン・・・彼らと協力していざというときに役所とのネットワークをつなげてはどうでしょう。正直坂茂さんは初めて知りました。いきなり行って説得するよりある程度知名度のある芸人と一緒に動いてこそ話は通しやすいのでは?
有事人間はなかなか受け入れられない性格を持っています。だからこそそんな人間は今まではじかれてきました。しかし、これからはそんな人間を必要な時代に入っています。知恵は欲求不満から生まれます。じれったいながらも前に進めば必ず通るものです。
見えない次元操作ですね。できますって
質問をありがとうございました
コメント
>あろうことか股関節周囲炎といいながらEUの前ではさっそうと歩く姿を見るといかに非常事態を飲み込めないのかよくわかります。
これですね。
動画最後、普通の足取りで退場・・
庇う素振りもなく周囲もにこやかに見送り・・なんでやねん。
有事人間と平時人間の配置バランスが大事で、
それを上手くつなぐのは知名度と土地勘のある「芸能人」!
名の知れた芸能関係者ならば、平時人間の政治家たちにとってPRにもなる。
「いわば、まさに」のキャパを超えた方も有名人大好きですもんね。
上手く交流すれば有事人間との橋渡しもできそうです。
それに彼ら全国回って公演していろんな場所をご存知ですものね。
行った土地には親しみを持つから力になろうと思う方は多そう。
今は積極的に政治について発言される芸能人も増えてますし・・
ぬぉ〜、盲点でした。そういうことかぁ。
シャンバラ会議すごい!!
スタッフさんたちの着眼点、素晴らしい!
有名芸能人が政治家と有事人間つなげて協力関係結んでいく妄想どんどんやって次元操作しようやないか〜!
家にテレビないんで思いつく人が限られてきますが気にしないw
余談ですが、お笑い芸人、と見て思わずアロムさんを連想してしまいました。
(日本の、じゃなく宇宙の、だったw)
平時には人々に笑いや夢を振りまいて、いざとなったら救急の即戦力になる、
そんな有事型芸能人がこれから増えて行ってくれるといいな。
ためになる回答、ありがとうございました!