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広域災害: 調整力がほしいです、特に災害時

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いつも興味深い記事や、楽しいイベントをありがとうございます!このブログに関わるすべての皆様に感謝申しあげます。

さて、災害時想定の質問を宜しくお願いします。息子も高校生になり、災害時も、きっと自分のことは何とかできそうです。自分も健康なので、冷静でいられれば自治体の勧告に従い避難できそうです。

そして最近ふと考えるのは、東日本大地震の時、保育園の子供達が避難先の小学校で食べ物も毛布も後回しにされたエピソードです。

【あの日から7年】大津波から子供を守った”奇跡の保育所長” 「美談」の裏で抱えた苦悩
街全体が壊滅的被害にあった宮城県名取市閖上地区。沿岸部にありながら、誰一人として死者を出さなかった保育所がある。閖上の奇跡、と呼ばれ「美談」の主役になった所長は7年間、人知れず苦しみを抱えていた。今、初めて明かされる苦悩の日々 と再出発。

保育園の先生方が子供達のケアに努め、最後の1人を親御さんは引き渡したのは4日後だったとのこと。私は教職でも保育士職でもありませんが、災害時に守ってくれる家族のいない子供達に遭遇したら、どうやって守ってあげたら良いか答えが出せません。

Q1
普段から保護者や地域の方達とコミュニケーションをとってらっしゃる先生方でさえ、災害時に他の大人達の理解・協力を十分に得ることが出来なかったのに、交渉下手の私には何ができるでしょうか?

A. 経験を生かすのは決してトップだけの使命ではありません。一般の人も日ごろからこういう情報を目にして「ではこの場にいたら自分では何ができるのだろう」と思うこと自体が必要です。

不思議なことに災害では想定外も起きるが日ごろ心していることも起きる。なので我々は日ごろからシャンバラの人たちにお願いしていることがあります。もし緊急の災害で親からはぐれた子供を見つけたらあの子もこの子もでなくていい、一人だけ連れて行ってほしい。それが全員行動にすれば自然全員の子供が助かる計算になるからです。

あなたも子供たちではなく一人の子を守るなら何とかできるはずです。そこは無理をしない。見捨てるのか?という非難もありますが、共倒れになることのほうを望むはずもない。もしほかの子を見捨てるのか?と言われたら迷わず「ではこの子はあなたが連れて言ってちょうだい!」と叫ぶべきです。

また、記事ではあとから情報が来て、いくと食料がなかったとありましたが、シャンバラでは災害時用のゼッケンがあり、例えば皆さんの場合「○○幼稚園教師」「○○小学校校長」など一目でわかると対応が早いのです。災害だからすべて連絡がうまくいくわけではない。しかし、もし立場が分かればだれでも知らせることができるのです。それが混乱した避難所のキーポイントです。まず自分の立場を公に一目でわかるようにすることです。

 

Q2
平常時なら皆さんも心に余裕があり子供達を優先してくれると思いますが、多くの死を目の当たりにして先の見えない極限状態の時、子供達の安全と健康を保つために何を注意して(話し方など)目的をクリアして行けば良いでしょうか?

A. この記事では日本の子供たちの礼儀正しさがにじみ出ていますね。日ごろから親御さんも冷静な精神を保てるのを見てきたからでしょう。もちろんこの幼稚園の保育士の責任感の強さもあると思います。

さて、親がいないときはとにかくスキンシップです。一人1枚ずつの毛布が手に入るより少なかったからこそ同じ毛布の中で互いのぬくもりがあったのもよかったのかもしれませんね。もし注意をするならできるだけ後ろから抱きしめることです。前からだと母親とは違い逆に不安になるのですが後ろからだと安心できます。

子供が前から抱きしめてくるときは相当に信頼している証拠です。話し方も何も災害時はあなたもそんな余裕はないのであまり気にしないでください

 

Q3
情報収集を行い、食料や毛布を確保する努力をしても足りなかった場合。他の避難者の方達にお願いして分けてもらうしかないと思うのです。でも病人、高齢者、子供、妊婦さんからいただくことは出来ない。子供より体力があると思われる人に頼むしかない。この考え方は合っていますか?

A. その体力があると思われる判断はどこでするのでしょうか?たぶんそれはしないほうがいい。むしろそのほうが騒ぎを起こすことにもなりかねません。

次いつ来るかわからない状態のときにたとえ余分に確保しても手放す勇気はなかなかできないものです。配っているときは分け合えてもいったん手に入ると違うのです。

ということは配っている情報をできるだけ早く手に入れるしかないのです。だからゼッケンはモノを言います。手にしているものは決して自分個人のためではないことを相手に訴えるからです。

 

Q4
合っていた場合、いつ支援が届くかわからない中で、そんなお願いするのは心苦しいです(会社や親戚の人間関係だって人に頼むことができなくて苦労してるのに!)。

それでも偏った物資やスペースを、自治体職員でもない私が調整するために、どうしたら良いか教えてください。

A. 一般人が行えるのは少しだけ多めにもらいその分を職員に渡すことだけです。貰うときも「○○幼稚園の子にもわけるのでお願い。」ということです。つまり渡す相手を明示してもらうことですかね。

調整は無理でしょう。一人分でも感謝されることです。もし多くの人が行えばもっといいのですが。

 

Q5
このシチュエーションで、魔法陣が有効な場面がありましたら、どんな使い方をすれば良いか教えてください。魔法陣を現実的に活用する発想が、自分は足りてないです。

A. 魔法陣は皆さんも授業に出ているとわかると思うのですが、結構暖かいのです。円陣を組んで中に五芒星をイメージして寄せ合うことです。また、魔法陣の中にいると空腹感も減ります。これはバイブレーションで起きていることですが、いつか話しましょう。

 

Q6
普段から調整力を身につけるには、どうしたら良いですか?災害と関係ありませんが、人に振り回されやすいので少しづつ実践して身につけたいです。

A. 信念を持つことです。日ごろからここは譲れないことを持つことです。一つでいい。それが派生していざというとき言える人間になれます。

 

以上です。考えてみれば、このような疑問の答えを得られる場所は、べスさんのブログ以外にありませんので、とても不思議でとても有り難いです。本年もありがとうございました(*’▽’*)

A. 答えになるかわかりませんが、大いに聞きに来てください

 

質問をありがとうございました

コメント

  1. Colin より:

    質問者様、とても勉強になる質問をありがとうございました。
    回答者様、ハッと気づく事がいくつもありました。
    とても参考になりました。ありがとうございます。

  2. どんぐり より:

    読んでいて非常にためになりました。質問者さま、素晴らしい質問をありがとうございます。

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