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◎: 地球人に対する差別意識について

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私たちが意見を述べる機会を与えてくださったことに心から感謝いたします。
私は今回の件で、エササニ代表団の方たちのお話を伺って、一部の民族を除いた人間の”収穫”を実行する理由には、それなりに理にかなった背景があることを、ある程度は納得することができました。

その上で、収穫反対の意見とは直接は関係が無いのですが、まず第一に訴えたいことがあります。

それは、自らを地球人より遥かに進化した存在だと自負する宇宙人の中に、地球人を”家畜”と言って蔑んでいる方々がいることに関してです。

この話をすると必ず、人間が何の情も持たずに動物を殺し流通していること、人間と動物との関係が引き合いに出されます。

これを指摘されるたびに私は、「自分たちが弱い存在に対して行ってきたことは、いずれは自分たちの身に返ってくる」という学びなのだと、それなりの理解をもって受け止めています。

ただそれでもやはり、文字を書き、高層ビルを建て、電子機器が普及する程度の文明を持った地球人が、動物と同一視されることには違和感を持たずにはいられません。

地球では、高い知能を持つと考えられるイルカや鯨を食べることを、強硬に反対する人たちが大勢いますが、食べる動物にチンパンジー程の知能があれば、必ず論争の対象になります。ましてやそれがもし、借金返済に悩むような文明社会を持つ生き物であったならばどうなっているでしょう。大多数の地球人がそのような知的な生き物を流通して食べているわけではありません。
これまで、「格上の宇宙人から見たら地球人は牛や鶏と同じ」というようなことを度々、聞かされてきました。

つまり、それほどに大きな差があるということなのだとは思いますが、私は宇宙の存在たちに、家畜、家畜と言われるたびに、地球人という種族が宇宙社会において、種族差別、人種差別を受けているように感じるのです。

エササニの方たちと地球人との関係を、人間と動物との関係に例えることは相応しいとは思いません。私はこの場合、どうしても地球上における白人と有色人種との関係を思い浮かべてしまいます。

地球の歴史上ではある時代、白人種が、彼らの価値基準において、人種的、文化的に劣っていると判断した有色人種を家畜のように扱い、”合法的”に売買していた時代がありました。

白人の中には、ある特定の有色人種に対して「動物と人間の中間くらいの生き物」と考える人々もいたようです。おそらく、動物と同じようなものだと考えることで自分たちの罪の意識を誤魔化し、行いを正当化したかったのでしょう。

私自身が過去生で両方の人種だったかもしれませんから、決して彼らを批判・軽視したいわけではないのですが、このようなことは、現在、地球の歴史においては恥ずべきものとして記録されています。(どこまで正確に記録されてるかは私にもわかりませんが)

ここで言いたいのは、地球人を家畜や動物と見なすことは、地球で言うところの人種差別にあたる差別意識に過ぎないのではないか?ということです。

エササニの方たちが、次回の転生先に地球の一部の人種を選んでいることからも、決して、彼らも内心はヒューマノイドを動物とは捉えてはいないように思います。

ところがメンタル体のない者たちは家畜、家畜と仰る。これは単なる差別ではありませんか。

いつの日か宇宙の歴史においても、地球人の流通、売買に関わった宇宙人は、犯罪を行った者、差別主義者として記憶されるかもしれません。

「メンタル体を持たない者を流通することは合法であるし、全く罪にならない」という理屈は、単に、それを合法としている現在の宇宙社会が、未成熟であり発展途上であるだけなのです。

この宇宙人の持つ地球人への差別意識をブログで知ってから、私は、あるとても古い外国映画を思い出しました。その映画の中では、白人の奴隷主が給仕する黒人奴隷にこんなことを言います。

「お前たち黒人に魂なんてあるわけがないよな。そうだろう?」
「ええ、当然でございますとも。ご主人様」

メンタル体がない存在を家畜と言って蔑む方たちは、この奴隷主と同じ歪んだ差別意識を持っているだけではありませんか?こんな理屈を使って、弱い存在を見下し強権を振るうならば、その方には魂があろうがメンタル体があろうが、心がない、良心がないのです。

現在の地球においては、国際社会の理想として、それが建前上ではあっても、「人種差別をしてはならない」「人権は守られるべきもの」という考えがあります。

宇宙においても、このような理想とルールを定めるべきではないでしょうか?
宇宙社会における種族差別と家畜星の撤廃を望みます。

メンタル体の有無に関わらず、強烈な感情体験をしながら人生を生き、知性を持つ者は、存在として敬意を払われるべきです。

地球人は、知性を持ち、豊かな感情体験、特に苦悩・恐怖に関しては自ら命を絶つほどの絶望を味わう存在です。メンタル体がなくとも、地球人への危害は犯罪とされるべきです。

私は、こうした考えは進化した宇宙人の意識では、当然のことだとばかり思い込んでいました。しかし、家畜星があるという話を聞く限りでは、どうやら宇宙社会においても共存共栄などとは程遠いのが現状のようです。

地球上だけでなく宇宙社会においても、特定種族への差別意識が消え、共存共栄が実現されますように。

随分と生意気なことを言いました。私の理解力不足による誤解がありましたら申し訳ありません。

収穫反対の意見に関してはまた機会を改めさせていただきます。

どうもありがとうございました。

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