✨シャンバラ への質問は こちら

神官: 欲と本能について

この記事は約4分で読めます。

3大欲求の睡眠欲・性欲・食欲の他にも自己承認欲求や支配欲などいろんな種類の欲がありますが、どれも生存本能と重複するような気もします。

例えば赤ちゃんや乳幼児はとにかく自分の生死を左右する母親に自分の存在をアピールするのを無意識に行いますし、眠ることや食べることや性交にしても生存に関わることだから欲として関心を持つように仕組まれているのでは、と感じます。

本能に関係しない純粋な欲はあるのかなと考えると、それこそ天命に従うことに関連する欲、知りたい学びたい欲くらいではないのかなぁと思うのですが、 そもそも欲という概念はどうやって生まれたのでしょうか?本能に携わる仕組みとして遺伝子に意図して組み込まれたものなのでしょうか?(戦争遺伝子等のように)

A. 皆さんがこのブログで使っている「肉体」「アストラル体=感情体」「メンタル体=知識体」は実は欲の代名詞なのです。

そう、肉体(欲)であり感情(欲)であり、知識(欲)なのです。そう思うと皆さんが日々迷い、苦しんでいるほとんどが欲からきていることに気が付くとこの質問もよくわかると思います。

概念自体は簡単、肉体が肉体界に存在しているという確認は肉体でしか語られないし、アストラル体は喜怒哀楽で存在意義を主張。そしてメンタル体は知識欲、または好奇心で存在意義を主張するのです。

ただし、この3体(に限らせてもらいますが)どれがかけてもいけない。だから難しいのです。ただ好奇心だけでは肉体界の人生は満足しないし、感情だけで生きていては社会が成り立たない。そこに理性や知性が存在していなければならない。欲はそんな存在意義そのものなのです。

 

****************
また、本能的に身についてしまった癖のような行動パターンが変化して欲になることも多いかと思われます。

親から存分に愛情を受けて育った人は自分をいかに成長させるかにエネルギーを注ぐ=欲を持つことができるでしょうし、一方で、親に条件付けでしか愛されなかった人が長じて肩書きや権威で自己承認欲求を満たそうとしたり、愛されなかった不足感が募れば、埋め合わせをしようと過剰や異常な欲求(摂食障害や暴力や依存など)に走ったりすることもあるでしょうし。

まっすぐに欲を活かせる場合と、欲で自分を損ねる場合とあるのは、個々人の魂の学びとしてあらかじめ設定としてあるからでしょうか?

A. 存在意義は立ち位置。自分の立ち位置がはっきりわかると欲は歪むことはないのです。またあらかじめ設定することはないです。天命の法則がわかれば何ら設定にこだわることもない。

ではその立ち位置とは何か?それはどこで、どの能力で人に必要とされているか?ということ。肉体、アストラル体、メンタル体ともに社会の中でどう必要とされているかの自覚なのです。

 

****************
欲というと一般的にはあまり良い使われ方はしないですが、方向性次第ではないかと個人的には思います。

美味しいものを食べたいなぁとか綺麗なものを見たいなぁとか、ささやかな欲が日常を支えてくれているのも事実ですし、モテたいとか目立ちたいとかの一見青い欲であってもそれで発奮して頑張ろうとできるのならばいいではないかと思うのです。

1%の偉いとされる人たちも、もしかすると本能と欲の連鎖がエライコッチャになった挙句にどうしていいかわからなくなっているのかもしれないなぁとか想像したりもします。

シャンバラでは欲についてどう捉えておられますか? 格言とかあれば教えてください。

うまくこれから欲と付き合うための参考にしたいと思います。

A. シャンバラでは「人生そのものが欲である」という言い方をします。

なぜにこの星の支配者はこの欲を否定的に使うのか?それはその支配者自体が欲を理解していないからではないかと思われます。

ブログでも語られる「無欲」は「欲に対して無であること」決して「欲を無くす」ことではない。湧き出る欲に対して無になることなのです。そう思うと「無宗教」も実は宗教を否定することではなく「宗教に対して無になること」だとわかります。

食欲を無くしたら病気になります。そんな意味でももっと欲に前向きになっていただきたい。

 

****************
もっとうまく質問したいのですが、お題が深すぎてうまく言葉になりません。もっと質問力を身につけてお宝情報を引き出そう!という欲は大事にしたいと思います。笑 どうぞよろしくお願いいたします。

A. いえいえ、よく考えられた質問でした。ありがとうございました

 

 

コメント

  1. フランソワ より:

    >「肉体」「アストラル体=感情体」「メンタル体=知識体」は実は欲の代名詞なのです。

    そうだったのですか!!
    確かにそれなら「人生そのものが欲である」ですね。
    わ〜なんかすごくわかりやすい!
    肉体の欲もアストラル体の欲もメンタル体の欲も、
    いずれも存在意義の確認には欠かせないのですね。

    そして
    >存在意義は立ち位置。自分の立ち位置がはっきりわかると欲は歪むことはないのです。
    >その立ち位置とは何か?それはどこで、どの能力で人に必要とされているか?ということ。肉体、アストラル体、メンタル体ともに社会の中でどう必要とされているかの自覚なのです。

    「存在意義」=「立ち位置」=「どの能力で必要とされているかの自覚」
    これがひいては天命につながっていくということですね。

    自分をを見極めていくために欲がある。
    それを自覚して欲と付き合うということですね。

    思いがけずすごいお宝回答を頂けました。
    一度質問しようとして挫折してしまいましたが、再挑戦した甲斐がありました。
    欲の仕組みを明確に示してもらったことで一層理解が増しました。
    きちんと理解できるというのはとても清々しいものですね。
    すごく嬉しいです!

    生まれ出る欲に対して無になる、それを自分を知ることに活かす。
    意識して取り入れていきます。
    本当にありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました