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広域災害: 先手を打つには

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何かが起きてから対応するよりも、起きる前に予測し先手を打っておく方が効率も良く大難も小難に変えられる、と度々教えていただいています。

シャンバラでは災害時の反省を踏まえられた上で、避難者のデータ登録の迅速化や避難所となる体育館の設備の工夫、備蓄倉庫の位置の統一等、かなり徹底した編成をされておられる模様です。

行政面でのそうした施作の洗練と同時に、個々人の住民の事前対策の指導も徹底されているのかなと思うのですが、 備蓄、避難経路や避難先の確認、そして”肚を括る”、これら以外で、シャンバラ住民の方々がされていてこちら肉体界でも応用できるような広域災害に備えた習慣や要心しておくことなどはありますか?

A. はい、たくさんありますよ。そのいくつかを紹介しましましょう

1. 備蓄に関しては災害用のストックを準備するよりもいつもより多めでいつも食べている食品を備蓄するほうがいいですね。災害時に確かに災害用の缶詰などを食べてもせいぜい2日か3日すると飽きるし、つらい、それだったらいつも食べている食料をいかに食べるかを考えたほうが精神的に楽になります

2.避難誘導では日本の場合、現在自分がどこにいるかを知る手掛かりが少なすぎる。道路に町の名前を刻むと一気にわかるのです。そんなに大きな文字でなくていいので決められたところに町の名前を書くと災害時どっちに向かっているかがわかります

3. 連絡ツールは携帯などを使うでしょうが東北でわかる通り使えないこともあります。その時に意外に使えるのが町内の掲示板。そこに居所や生存の知らせなどをメモって貼る。

4. 地震の予知は避難もですが、家の財産もまとめて避難準備することもできます。活用すべきですね

そんな感じです

 

旅行用のトランクも活用できる(避難所でのプライバシー確保)と伺っていますが、他に用意しておくと便利なものなどはありますか?

A. 避難所でということなら、名札です。自己紹介がいらないし何より自分を主張できる。

実は避難所で一番難儀するのは定職についている人です。広域災害と同時に立場がなくなるからです。それで自暴自棄になる人も多いのですが、名札はそういう意味では精神的な救いになるでしょう

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あと、現在住んでいる集合住宅では防災委員会が組まれ参加しています。10階以上の棟もあり安否確認訓練も定期的にするのですが、大きな地震が起きた時に高層階の住民はどうするのか?がいつも議論の的になります。

エレベーターは止まるしヘリコプターの救助も広域災害ではほぼ期待できない。上階で怪我人や要介護の人をどう処置するかに対する考察がいつも行き詰まるのです。トランシーバーも購入しましたが距離に限界があるとかであまり使えない。

高層階との連絡や移動において無駄なく対処できるような案はありますでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

A. まず高層階の避難はシャンバラでは高層階同士避難通路を5フロアずつ設けています。平時ではしまっている橋を非常時機械が自動で通路を作るのです。万が一階下で火災が発生した時に隣のビルに避難させるためです。

そんな感じです

質問をありがとうございました

 

コメント

  1. フランソワ より:

    現在地確認の大事さや名札、思いつかなかったです。

    高層階についてはあらかじめ設計段階からの準備が必要ということですね。
    今やれることをするしかないな・・

    ありがとうございます。

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