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話を戻そう

今までに、「これは別れたほうがいい」と心底勧めたのは20年で5件だけ。

あとはどちらかというと離婚しない方向に説得した。まあ、それでも別れたいなら仕方がない。うん、それもありだね。って受け止める。

しかしほんとうに創意工夫して居心地のいい家庭を作ってきたのか疑問に思うパターンがなんと多いことか。

でもそんな中で、実は勘違いや気付かなかった例もある

例えばこんな例

はじめは離婚相談。あれこれ旦那の悪口が出たんだけど、やがてその矛先は姑の話に入った。

やれ姑に嫌がらせを受けた。「嫌がらせってどんな?」と聞くと「会うたびに意見をコロコロかえて困らせる」

なんて話が出るわ出るわ。また亭主が結局「お前が悪い」と言われて納得いかない。

でも聞くとなんか違う。やがて分かったことを相手に伝えた

「ねえ、それって認知症じゃあないの?」

「・・・え、でも家事はちゃんとやっているよ」

「家事なんてできるよ。医者にはいってる?」

「いつも一人で行くけど変わったことはないよ」

「じゃあ、明日お姑さんの行ってる病院へ行って先生にどんなだか聞いてご覧」

早速行ってみた。そうしたら先生が

「なんでこんな惚けたおばあさんをいつも一人で来させるのか不思議でたまらなかった」

と言われたそうだ。

あ、ちなみに認知症のテストはごまかしが効かないのでよく

「先生の前でははっきりしているからいっても無駄ですよ」

という人がいるがそんなことはない。結構なにげに先生方は高齢の患者には認知症のスクリーニングをやっているんだ。

さあ形勢逆転!!!嫁が言うんじゃあ亭主は動かないが医者がいうならすんなり親族共々納得

そのうえ「いつも大変ね」なんていわれて

まあ、このケースは結局離婚は未だにしていない。

これに近いのが亭主がアスペルガー症候群の場合

意外に気づかない

「主人は無関心なのよ私に対しても、家族に対しても・・・」

という場合によくあるパターン

意外に亭主の頭がいい人ほど気づきが遅い

なかには弁護士だった例がある。

逆に妻がすごく頭が良すぎても気づかないこともある。その中で実は亭主が知的障害並みの知能しかないパターンもあった

亭主の親戚一同「ほんとうにこいつでいいのか?」と結婚のおりに言われていたのに

結婚して7年もして気づかない

でもあるとき精神的に追いつめられて夫に相談したら「おれは知らない。お前が悪い!!」

とだけ言って逃げられたそうな。

腹立たしい気持ちで離婚を考えているとの相談だった。

行動に違和感がある。尋常でない行動。ごまかすために怒る。

手に技術を持っているからちゃんと稼いでいるのになんだか変???

意外に気がつかないもんだ。

精神障害もこれに入る。ボーダーなんていう(検索するとやまほど出てるよ)困ったちゃんのオンパレードが実は病気だったなんて、これは結構多い

病名が付くと人はなんでかホッとする。いつも自分が悪いと思っていたのが実は病気。毎日責められて離婚どころかすべてのやる気も失せていく。うん、苦しかったね。でもそれは正真正銘の病気なんだよ。といって話をすすめる。

ほら、はて自分の亭主はどうかな?姑は?

そう思うと離婚の意味がちょいと別に飛ぶんでないかい?

次回は離婚しなくてもいい生き方を話してみるね

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