シャンバラスタッフの皆さま、ベスさん。ごきげんよう。
さて、今週は「広域災害においてみんなで一番気を付けるところとは何か?」というお題だったので、これについて質問させて頂きます。
我々日本人は避難訓練というものを小学生の頃からやっており、学校では地震の時にはまず、机の下に入って上からの落下物が無いか気を付け、先生の避難指示に従う事。先生は避難場所の確保として、地震が起きた場合、最初に窓を開けたり、ドアを開けたりします。そして地震が一旦収まった時に、適切な指示・・・津波が来そうな時には高台へ逃げる指示。あるいは生徒を広い校庭に逃がし、その後人数確認をさせる。このような事をしています。
さて質問です。シャンバラでは我々日本人と同じような避難誘導の仕方を指導しているのでしょうか?
あるいは別に独自の要綱というものがあったら教えて頂きたいと思います。是非聞かせて下さい。よろしくお願いいたします。
A. 早速の質問をありがとうございます。質問の内容からして子供たちにどのように指導しているかに絞っていると思われるので、
・シャンバラでは不意の大地震の時の指導は今おっしゃる内容と同じところもあれば違うところもあるので比較してみてください。同じ設定にしましょう
・シャンバラの学校では地震とともに行うことは同じ机の下への身体確保と同時に、隣の子の存在確認と自分の身分証を持っているかの確認です。ここでは何もすることがないと人はパニックするという集団心理の指導の下常に何かをすることになっています。
その後教師の指示で避難所、この場合は校庭に集合します。これは校庭に出ることで人を冷静にさせるのもありますが、教師同士での状況確認です。ここでも2クラスでチームを組みます。事前に決まっているので。組み合わせは日本の小学校を例にとると、6年-1年 5年-2年 4年-3年です。この組み合わせは避難所についてからも保護者が迎えに来るまで続きます。
避難開始まではそんな感じでしょうか。ただ、ほとんどが地下避難所へ移動するので、街中を集団で移動することはありません。特に校庭は広いのでどこも避難所として地下5階まで建築済みでそこにはほかの施設との回廊もあるし、いざというときのライフラインも独立して設置しています
人間は常に次やることがわかると冷静になれます。これを踏まえて計画を立てると非常に簡単に集団パニックは起きなくなります。冷静な人間の前ではなおさらです。とはいえ日本の学校教育では成立しているのであれだけの災害時はまるで軍隊の様に冷静でいられたのです。
ぜひ参考にしていただければ幸いです
質問をありがとうございました
コメント
なかなか興味深い内容です。「隣の子の存在確認と自分の身分証を持っているかの確認」・・・これは日本では行ってないですね。自分の身分証ですか?そういえば、戦争にしても地震にしてもタグが患者に付いていると、血液型や名前住所がわかるので便利だというのは本で読んだ事があります。身分証はタグと同じような意味なのですね?なるほど。地下避難所へ移動?全く我々とは違いますね。
人間は常に次やることがわかると冷静になれます・・・これに関してはどなただったか忘れましたが、こんな事を言っていたのを思い出しました。
「準備をすればするほど制御できるという気持ちが強くなり恐怖を覚える事が少なくなる」
「たった一つの最強の武器は危機の時に何をするかという心づもりである」
シャンバラの避難体制と日本の避難体制の違いを論ずる・・・というのは非常に興味深い内容でした。ふむふむ。面白い。丁寧な回答ありがとうございました。次も質問するぞ~!(笑)
なかなか興味深い内容です。「隣の子の存在確認と自分の身分証を持っているかの確認」・・・これは日本では行ってないですね。自分の身分証ですか?そういえば、戦争にしても地震にしてもタグが患者に付いていると、血液型や名前住所がわかるので便利だというのは本で読んだ事があります。身分証はタグと同じような意味なのですね?なるほど。地下避難所へ移動?全く我々とは違いますね。
人間は常に次やることがわかると冷静になれます・・・これに関してはどなただったか忘れましたが、こんな事を言っていたのを思い出しました。
「準備をすればするほど制御できるという気持ちが強くなり恐怖を覚える事が少なくなる」
「たった一つの最強の武器は危機の時に何をするかという心づもりである」
シャンバラの避難体制と日本の避難体制の違いを論ずる・・・というのは非常に興味深い内容でした。ふむふむ。面白い。丁寧な回答ありがとうございました。次も質問するぞ~!(笑)