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災害: 災害へのアプローチ

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災害非常時用にスパコン、AIを活用できないものかと考えます。

災害に関する法律は、災害救助法や災害対策基本法などいくつかあります。これらの法律は、あらゆる自然災害をカバーするため災害の都度に改定補追されているので容易に把握しきれないほどの量になっているそうです。なので本来援助を受けられるのにそのことを知らずにいたり、自治体の方でも把握しきれなかった事例もあると研究者も指摘されています。

せっかく制定された法令などもそれが駆使されなければ意味がない。
即時に把握し駆使できるのは人では限界もあるかと思います。

加えて、あらかじめ国土の地質や気候条件、地図や人口分布状況等をデータ入力しておけば、指定地域の状況把握と予測を膨大な記憶容量とディープラーニング(人間の脳神経回路を模した多層的機械学習)によって演算できるのでは、と考えます。

シャンバラでは広域災害に関して避難者の登録を即座に行えるようなシステムを取り入れておられますね。そのほかにも災害対策として多岐に運用をされていると思います。

関連する法律や地域データに対してAIやコンピュータをどのように運用されているのか、こちらでも参考になる範囲で教えていただけますか?

A. 災害はその都度違うという観点で見ています。マニュアルにできる範囲もあるのでいかに迅速に情報を取捨選択するかが問題です。その時にAIを使います。

何人が行けばいいか?何を持っていけばいいか?特に今回災害を見ていると気象庁と政府との間にかなりの温度差があり「今までに経験したことが無い大災害」という気象庁と、後手に回る政府との違いは先手を打てた可能性があるだけに残念です。あろうことか当日酒席を設けたのんきな政治家の集団がいたのはいかに情報がいきわたらなかったのかがわかります。逆転の好機を逃しましたね。

実はシャンバラでも同じようなことが起きたことがあり、その反省を踏まえてそれぞれがすべての関係者と連携できるようにしています。これはAIが優秀でも限界があることを示しています。特に法律は情報を迅速に得ながら立法をしなければなりません。

役所はあくまでも行政であって立法の場ではない。なのに日本では行政が立法を行っている矛盾に気が付かなければ再度起きるでしょう。そこが三権分立が崩れているという意味なのです。こういう時に弊害が露呈するのです。

例えば日本のヘリポート。「H」マークと「R」マークがあります。航空法施行規則は「H」ですがなぜか国土交通省の管轄として「R」マークもあります。これだって日本国内で通じるがもし広域災害で海外からの援助を受けるとき緊急時はこの「R」マークをどう解釈するのでしょうか?立法を行政が行うとこういう事態が起きるのです。それがいたるところに見え隠れします。「気を利かせすぎて間が抜ける」いい例です。

法律は前にも書きましたが水害に対して、地震に対して、広域災害に対してとそれぞれ特別法の期間をマニュアル化しています。特に緊急時の立法では書類も簡潔にしてより早く法案を通す必要があります。そこは行政のなせる業です。立ち位置がちゃんとあるはずです。皆さんは何のためにあれだけの人件費を彼らに払っているか考えましょう。

地域データーに関しては前にも話しましたが、人間は平時人間と有事人間がいることを踏まえてデーターの処理を有事人間にゆだねています。いくら優秀なAIでもその情報処理を平時人間が行うと常に甘く計算してしまいます。結局AIもデーターも人間が行えばただの人です。それも痛い経験があってこそです。乗り越えてください

質問をありがとうございました

 

コメント

  1. ふらんそわ より:

    コメント連投失礼します(>_<、)
    名前続くの恥ずかしいからせめて平仮名にしてみました(泣)

    岡山県総社市の行政の対応が素晴らしいという記事がありました。
    参考までに

    https://www.facebook.com/関西学院大学-災害復興制度研究所-612500479128952/?hc_ref=ARRI2_EmmjNIrdodZ4zLASX4O4vdD034DlrEMf9JkgoCBark9byCDBueJ-LdbPV5emU&fref=nf

    こういう方たちもいらっしゃるんですね。

    • Liliane(あななす) より:

      ふらんそわさん

      いつもありがとうございます!
      総社市の片岡市長は、熊本地震の時のテント村設営にも尽力されていましたね。

      というか、さっき偶然知りました☆
      リンク貼っておきます(^-^)

  2. フランソワ より:

    加えて

    今のこうしたばかな政治家を選んだのが他ならぬ自分たちだということにつくづく打ちのめされます。
    反省。のち対処。

  3. フランソワ より:

    >逆転の好機を逃しましたね。

    今回の気象庁の特別警報は今年6月に導入したばかりの新型スパコンの成果でもあったそうなのです。計算能力が10倍アップしたらしいです。運用し始めですぐに活用できたはずでした。
    初動対応で大幅支持率アップも見込めるぞ!
    と、こういう時こそ悪知恵を働かせて欲しかった。

    三権分立が崩れたことによる弊害(関係機関との連携が機能不全になる)

    これって致命的ですよね。
    ヘリポートの件、久しぶりに思い返しました。
    足並みの悪さを知らぬふりして放置すると取り返しのつかないことになる、
    そうならないために日頃にこそ信用できる連携を保っておかねばならないのに。
    気づこうとも、しようとも、思わないのだな、あの人たちは。

    >緊急時の立法では書類も簡潔にしてより早く法案を通す必要があります。そこは行政のなせる業です。立ち位置がちゃんとあるはずです。皆さんは何のためにあれだけの人件費を彼らに払っているか考えましょう。

    あれだけしょうもない閣議決定を乱発するのに必要なことにはそれをしない。
    あれだけ危機管理の無能ぶりを晒しながらも非常事態条項を立法しようとする。わかってやってるなら破壊行為でしかないでしょう。ね。

    >人間は平時人間と有事人間がいることを踏まえてデーターの処理を有事人間にゆだねています。

    パニックになった人間ではいくら有益なデータがあっても活かせない、
    有事タイプの人材あってこそ効果が発揮されるということですね。
    こういうのをまさに適材適所というのでしょう。

    さて私たち国民はどう乗り越えていくべか〜
    今後を踏まえれば今からでも先手は打てる、と信じて
    できることをする、だな。

    詳しい回答ありがとうございました。

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