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災害: 政治家への要望

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ベスさん、皆さん、いつもお世話になっております。
この場をお借りして、今回の災害で被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
また、歌プロのお声掛けをありがとうございました。
「明日は我が身、と考えたときに政治家にまず言いたいこと」を以下書いてみました。

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◎国際基準(スフィア基準)を満たした避難所の設営

スフィア基準は、紛争地や被災地への人道支援を行う際、最低限守らなくてはいけない指標です。
スフィア・ハンドブック 2011年版(最新版)
(補足:リンク先削除のため解除)
一例として
・世帯ごとに十分に覆いのある生活空間を確保する
・1人あたり3.5平方メートル(およそ2畳)の広さで、覆いのある空間を確保する
・最適な快適温度、換気と保護を提供する
・トイレは20人に1つ以上。男女別で使えること(男女比1:3)
・女性が下着などを洗濯できる専用スペースを設ける

スフィア基準は策定されておよそ20年経ちますが、日本では一般にあまり知られておらず、2016年熊本地震の際に登山家の野口健さんが発言して注目されました。
(補足:リンク先削除のため解除)

この基準は正式には『人道憲章と人道対応に関する最低基準』といい、単に避難所設営条件をいうにとどまらず、その本質は人道憲章に拠った「被災者の権利保護」であり、それに対する「国家の義務」をうたっているものです。

PKO活動を行うにあたっては当然理解していなくてはならない基準の一つと思われます。

ところが国内の被災者にこれを適応しないというのは一体どういうことでしょう。

内閣府の防災担当部局はスフィア基準を自治体向けに落とし込んだという「避難所運営ガイドライン」というものを出していますが、現実はその最低基準に遠く及ばない有様です。
https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_guideline.pdf

また国民向けリーフレットを見ますと、驚くことに「ベッドやプライバシー確保に努めましょう」などと書かれており、これを見る限り国の姿勢とは、スフィア基準を知ってはいても守る気ゼロ。自治体丸投げ、国民丸投げ。まったくもって国家の義務を放棄していると言わざるをえません。
https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/leaflet.pdf

今回の豪雨災害を受けて書かれた『自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感』という記事を見ました。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56477

(引用ここから)

日本と同じ地震国であるイタリアでは、国の官庁である「市民保護局」が避難所の設営や生活支援を主導する。

2009年4月のイタリア中部ラクイラ地震では、約63,000人が家を失った。これに対し、初動48時間以内に6人用のテント約3000張(18,000人分)が設置され、最終的には同テント約6000張(36,000人分)が行きわたった。

このテントは約10畳の広さで、電化されてエアコン付きである。各地にテント村が形成され、バス・トイレのコンテナも設置される。

ただし、テントに避難したのは約28,000人であり、それより多い約34,000人がホテルでの避難を指示された。もちろん公費による宿泊である。

さらに、備蓄を活かして次の物品が避難者のために用意された(※参考文献「防災のあり方についての一考察」中村功 / 松山大学論集第21巻4号)。

(引用ここまで)

岡山県において、7/11の段階で旅館やホテルに入所された方は20数人とのこと。

首相は7/12に、みなし仮設住宅を7万戸以上確保したと述べていましたが、その大半は兵庫や京都で被災者のニーズに合っておらず現実的ではありません。
https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00e/040/239000c
https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00m/040/208000c
これから仮設住宅の建設に取り掛かるのであればなおさら、避難所環境の早期改善を望みます。熱中症やエコノミークラス症候群、ましてや性被害などもっての外です。国の恥と思ってください。

また、今後のためにも短時間で質の高い避難所設営が可能になるような仕組みづくりをお願い致します。

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ぐだぐだでお恥ずかしいです( ̄▽ ̄)
政治家に何かを言うには全然勉強が足りませんね。

あと、書いてて「ブーメランwww」と思いました。
丸投げしてたのは私もじゃん。

「避難者は援助の対象者(客体)ではなく、援助を受ける権利者(主体)」、という考え方が、そもそも日本人には欠落しているように思います。

腹をくくるって、こういう場面でも必要なんだと考えさせられました。
よい機会をありがとうございました。

あ、質問……。
せっかくなので(*^^*)

Q.災害対策よりもカジノ、参議院定数増、水道法改正等々、この政権のやり口を見てると、「ああ、独立(鎖国?)したい~」と思います(https://gaia-shamballa.xyz/blog/?p=4658)。
鎖国したからってパラダイスとも思いませんが、独立するには我々にどれほどの腹のくくりが必要なのでしょうか。

本当に未熟ですみません。
どうぞよろしくお願い致します。

A. 鎖国は国民の出入りを制限し外国からの流入も制限することを言います。このインターネットのある時代に情報の流出入まで制限するのはかなり難しいと思われます。結局ネットが使えるのを国内にとどめいわば海外の情報が入らない状態になるでしょう。となるとあなたが調べていただいた情報がいきわたっていない状態であまり変わらないのかもしれませんねwwww

独立するのに一番は食料の自給率が低いのがネックかな。初めの3年は食料が無くて慌てるでしょう。そして多くの電化製品の部品もないのでこれも3年もつかな。冷房も暖房も何もかも。レンジや冷蔵庫何もかも。腹のくくりはそこからですね。

それから医療系、運輸、建築すべてに及んで物資すべてがなくなると思っていいです。ね、腹がくくれたでしょう?

脅かしているのではなくそれを踏まえて嫌ならもっと腹をくくって政治家の尻を叩く方が早いということです。

皆さんならできますよ。そっちが簡単だもん

 

貴重な情報と質問をありがとうございました

 

コメント

  1. Liliane(あななす) より:

    ベスさん、回答者さん、ありがとうございました。
    お答えを伺って、キューバを思い出しました。
    若い頃訪れましたので、ああ、あの腹のくくりかと納得です。
    個人的にはそっち方向でもいいかなと思いましたが、そういえば共存共栄でした。
    政治家である客家さんをうまく利用する手立てを早く講じないと、こっちもじゃんじゃんやられちゃうよということですねやっぱり。
    水道法は今国会見送られたそうですが。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33004370T10C18A7EA3000/

    あと、苦情陳情だけでなく、案も一緒に出さないと、もし自分が政治家だったら嫌になっちゃうよなぁとも思いました。
    医療現場にいましたが、主体性のない「さぁ治せ」と言わんばかりの患者が一番困りました(笑)。
    政治における主体性……。
    まずは町内会からですかね←賃貸なのでコミットが薄い(^_^;)
    改めて自分の立ち位置を見直していこうと思います。
    回答をありがとうございました!

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